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道教文化研究会とその活動(紹介)


 道教文化研究会は1984年3月に発足準備会を開き、同年5月に東京の大正大学で第一回の例会を開催した。道教および東アジアの諸宗教に関心を抱く若手研究者の有志が、出身・所属大学や専攻領域を超えて、恒常的で緊密な研究交流と情報交換を行うことを目的として活動を始め、現在に至っている。

  例会の会場は、特定の大学や機関に固定せず、会員の所属する東京都内の各大学において、順次持ち回りで担当する運営方式をとり、毎回2名の報告を中心とした月例会を継続してきた。当初は大学院在籍者が大半を占めたが、発足以来17年を経た現在、会員の年齢は20歳代から40歳代に広がり、会員の数も70名を越えている。中国や台湾への留学経験者も多く、長年にわたってフィールドワークや文献調査を精力的に続けている。

  会員相互の基礎的な研鑽の場を持続することを目指したため、雑誌は刊行せず、例会記録と報告要旨からなる彙報(年刊)を発行してきた。

  発足後10年目を迎えた1994年に、記念論文集として、論考15編と10年間の例会記録を収めた『道教文化への展望』(平河出版社)を刊行した。また1995年5月に東京の東洋大学で開催された第1回の日米道教会議では、多数の会員が運営に当たり、その成果は、山田利明・田中文雄編『道教の歴史と文化』(1998年・雄山閣出版)にまとめられた。

  1998年にはアメリカのボストン大学において、第2回の日米道教会議が開かれ、多数の会員が参加したほか、ICANAS(アジア・北アフリカ研究者会議)をはじめとする国際研究会議などにも積極的に参加し、その活動の場は確実に広がってきてきている。

(2000・3 代表 増尾伸一郎 記)


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